heyhey8923のブログ

完全ど素人が若さと勢いだけで挑む登山記録

【北アルプス】(第二部)穂高縦走〜圧倒的なスケール、3000mの世界〜


北穂高岳、涸沢岳〜ザイテングラードを経て〜(Day2)

皆さん、こんばんは。

この記事は前回の「穂高縦走」の第二部です。
まだ、第一部を読んでいない方はそちらからどうぞ。


Am4:30 起床
本来ならばAm4:00起床の筈が、僕とPei氏(同テント)の寝坊により30分ほど遅れてしまいました。ちなみにリーダー氏はAm3:30に起きていたようです。さすがです。


この日は北穂高岳、涸沢岳に登頂予定でしたが、
・天候が良くなく岩場が滑ること
・テント泊装備の重いザックを背負う必要があること
を考慮し、北穂高岳ー涸沢岳の難所を回避することに決めました。


よってルートは
涸沢ー北穂高岳(ピストン)
涸沢ーザイテングラードー穂高山荘ー涸沢岳に変更されました。


ピストン登頂になったおかげで、テント泊の重量感から解放された我々は
まるで、水を得た魚のように、元気に登り始めます。


「これならいくらでも登り続けられんじゃね。」


登り始めて30分ほどで岩場に差し掛かります。


しかし、軽量になった我々の勢いを止めるまでには及びません。


垂直に見える箇所も(実際には写真ほど傾斜は強くありません)



しっかりとルートを確認して


終いには、ポージングを決めるまでであります。


梯子も勢い良く登っていきます。


そして、北穂高岳登頂です。
山頂までは随所に岩場、鎖場、梯子が随所にあり、
登り応えがありました。


山頂はガス男の本領を発揮し、眺望ゼロでした。
本来ならば、槍ヶ岳に続く大キレットや奥穂高岳がそびえる穂高連峰の
大パノラマが期待できるだけに残念でした。


来るべき次回のために晴天の山頂は取っておこうと。
後ろ髪引かれる自分に言い聞かせて、涸沢へ下り、
穂高山荘を目指します。


涸沢の絶景にこれまた、後ろ髪を引かれつつ、穂高山荘に向かいます。


穂高山荘までは永遠に登りが続きます。



段々と綺麗な高山植物も少なくなってきました。


そして、穂高山荘までの関門、ザイテングラートの登場です。
ここからは岩場の連続で、三点支持を要するような箇所も点在していました。


早朝の北穂高岳登頂が響いているのか、ザイテングラートが思いの外険しかったのか、
勢いは完全になくなり、ゼーハーゼーハーと荒い呼吸の音だけが聞こえてきます。


ガスも出てきました。
雲行きも怪しくなってきたところで、ようやく穂高山荘に到着!


そして、まさかの穂高山荘の写真撮り忘れ!
「まあ、誰かが撮っているだろう」
の他人任せな思考に至った自分を責めます。


気をとりなおして涸沢岳に。

穂高山荘から涸沢岳までは特に難しい箇所はなく、
時間も15分もかかりませんでした。


この日は最長の行程となる最終日に向けて
十分な食事と睡眠でエネルギーをチャージします。


いやその予定でしたが…。
次編に続く。